台鐵(台湾鉄路)
last update : 2023/11/15
交通部臺灣鐵路管理局
https://www.railway.gov.tw/
列車時刻/車次查詢
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobytime
※列車時刻検索
時刻表下載
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC19/view10
※時刻表ダウンロード
阿里山林業鐵路及文化資產管理處
https://afrch.forest.gov.tw/
※現在は台鐵の管理ではない
台鐵集集線 集集-車埕、大雨と地震の影響で復旧完了が2022/8まで延期へ
https://cytn-info.blogspot.com/2022/04/20228.html
※現在の復旧予定は2025/12/31となっている
列車種別
對號快車(對號列車)・・・自強號・莒光號を指す、要は優等列車、原則全車全席指定席
非對號快車(非對號列車)・・・區間車・區間快車を指す
「普快車」は2020/12/23より、「復興號」は2022/3/29をもって定期運行が終了した(運賃種別自体は残っている)
區間車
いわゆる普通列車
支線はディーゼル車両で運行される路線もある(下の写真は集集線)
區間快車(區間快)
JRで言うところの快速列車に相当。運賃・運行車両は區間車と同じ。
停車駅は莒光號と同程度。運行は西部幹線が主だが東部幹線でも一部ある。
莒光號
JRで言うところの急行に相当。
全て客車列車運行で、車両が古く遅い傾向がある。
直近では區間快車に置き換えが進んでおり定期運行は減少傾向。
多客期の増発便や観光列車等で運行されることが多くなった。
運行区間が長い便が多いためか、数分の遅延が積み重なって20~30分遅れて到着することも少なくない。
春季・夏季・秋季などの旅行シーズンでは特定の便が割引になることがある。
商務車(グリーン車に相当、運賃は自強號相当)・觀光列車・團體列車などは無座票の発売がないので注意。
自強號
JRで言うところの特急に相当。
車両による性能差が激しいため、區間車や莒光號と比べて所要時間に差がないor時間がかかる列車もある。
ディーゼル車両の自強號(柴聯自強號、写真下)は週一~週四(月~木曜)は運賃が3%引きになる。
新自強號(普悠瑪號/太魯閣號/自強號3000)
全車全席指定の自強號。新しい車両の自強號がこの区分になる模様。
基本運賃は上記の自強號と同額。
普悠瑪號はおおまかに台湾の西側、太魯閣號は東側を主に走行する。
自強號3000(時刻表上の表記)は自強號の最新車両であるEMU3000型で運行される便。
この車両の便は無座票の発売に対応していないが、これとは別に一部の自強號3000列車に自由座という区分が存在している(後述)。
また、EMU3000型車両には「騰雲座艙」というビジネスクラス座席が存在する。
なお、通常の自強號とは無座票の扱いが異なるので注意(後述)
觀光列車・團體列車
観光列車・団体列車、時刻表上の扱いは莒光號や復興號となっている場合が多いが、停車駅が大きく異なる場合もある。
基本的に旅行代理店からしか購入できず(7-ELEVENのiborn等コンビニのマルチメディア端末から可能な場合あり)、当然無座票の発売はない。
莒光號自由行(莒光1次/2次、環島之星)
台北車站を起点として台湾を一周する列車。易遊網という旅行代理店が主催の莒光號觀光列車で、通常は団体やオプショナルツアーとして申し込む必要がある。
1~3號車は一般開放されており、莒光號列車の1次(西廻り)・2次(東廻り)として扱われ台鐵の各種予約や発売に対応。但し、無座票の発売は行われていない。
莒光號夜行列車
現在の定期列車は以下の通り。
基本的に潮州から北廻りで台東まで運行、週末1往復のみの運行となっている。
・莒光號666次 潮州→(高雄・台中・台北)→台東 週五(金曜)出発のみ運行
・莒光號667次
台東→(台北・台中・高雄)→潮州 週日(日曜)出発のみ運行
※民國112(2023)年4月26日よりの運行ダイヤ
莒光號 666次 |
潮州 | 屏東 | 鳳山 | 高雄 | 新左營 | 臺南 | 新營 | 嘉義 | 斗六 | 員林 | → → |
17:35 | 17:52 | 18:08 | 18:18 | 18:29 | 19:00 | 19:30 | 19:50 | 20:15 | 20:42 | ||
彰化 | 臺中 | 豐原 | 苗栗 | 竹南 | 新竹 | 中壢 | 桃園 | 樹林 | 板橋 | → → |
|
20:57 | 21:15 | 21:30 | 22:02 | 22:17 | 22:35 | 23:07 | 23:18 | 23:36 | 23:43 | ||
萬華 | 臺北 | 松山 | 汐止 | 七堵 | 瑞芳 | 宜蘭 | 羅東 | 新城 | 花蓮 | → → |
|
23:50 | 23:58 | 0:06 | 0:16 | 0:40 | 0:54 | 1:47 | 1:57 | 2:50 | 3:15 | ||
吉安 | 壽豐 | 鳳林 | 光復 | 瑞穗 | 玉里 | 池上 | 關山 | 鹿野 | 臺東 | ||
3:21 | 3:34 | 3:48 | 4:00 | 4:18 | 4:37 | 5:00 | 5:18 | 5:33 | 5:48 | ||
莒光號 667次 |
臺東 | 鹿野 | 關山 | 池上 | 富里 | 玉里 | 瑞穗 | 光復 | 鳳林 | 壽豐 | → → |
22:45 | 23:00 | 23:15 | 23:29 | 23:38 | 23:56 | 0:14 | 0:32 | 0:44 | 0:59 | ||
吉安 | 花蓮 | 新城 | 羅東 | 宜蘭 | 瑞芳 | 七堵 | 汐止 | 松山 | 臺北 | → → |
|
1:12 | 1:25 | 1:41 | 2:35 | 2:45 | 3:37 | 4:10 | 4:20 | 4:33 | 4:45 | ||
板橋 | 樹林 | 桃園 | 中壢 | 新竹 | 竹南 | 苗栗 | 豐原 | 臺中 | 彰化 | → → |
|
4:54 | 5:02 | 5:19 | 5:30 | 6:03 | 6:20 | 6:34 | 7:06 | 7:21 | 7:39 | ||
員林 | 斗六 | 嘉義 | 新營 | 臺南 | 新左營 | 高雄 | 鳳山 | 屏東 | 潮州 | ||
7:52 | 8:21 | 8:46 | 9:04 | 9:35 | 10:06 | 10:18 | 10:26 | 10:49 | 11:03 |
連休期間中は臨時便が増発される場合もあるが、この期間は争奪戦になりがちなので発売直後の予約を強く推奨。
増発分は自強號の場合もある。
無座票の発売は基本的にされない。
運行ダイヤは頻繁に変更されるため時刻は要確認。
また、運行区間が長距離に渡る関係上遅延することも多い。
運賃
車票類型與價格(乗車票・運賃)
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC11/view11
- 區間車/區間快車/復興號:1.46元/km
- 莒光號:1.75元/km
- 自強號:2.27元/km
10km未満の場合は10km分が最低運賃となる(小数点以下四捨五入)
このことから、運賃が乗車距離とほぼ完全に比例しているため途中下車という概念は存在しない。
JRとは違い乗車券と特急券で分かれていたりせず、座席指定が存在する列車の切符は原則列車単位での発売となる。
近郊区間用の券売機でも莒光號や自強號の切符が購入できるが、無座(座席指定がない状態)扱いになり、割引も適用されないので注意。
電子票證(ICカード)で乗降する場合は計算方法が変わってくる場合もあるのでこちらも参照。
自由座(自強3000)
自強號3000車両の運航便の一部に設定されている自由席車両。4~9号車が割り当てられている。
運賃は自強號の5%割引。
基本的に後述の對號列車の無座票と同じ扱いとなる。
但し、電子票證(交通乗車ICカード)で乗車できず、乗車票の購入は必要。
無座票
對號列車(座席指定のある列車)が満席の場合、無座票という立席乗車券が発行される場合がある。
後述の電子票證(交通乗車ICカード)で乗車する場合は區間車運賃で無座扱いとなる(自強號系統は乗車区間70km超過分は自強號扱いで計算)。
空席がある場合は座っても良いが、本来の乗客が来たら立ち退く必要がある。たまに立ち退きを拒否する乗客がいるのでその場合は車内を巡回している車掌に立ち退いて貰うようにお願いすることになる。
実際のところ、駅に停車する度にその座席の指定客が来ないか確認する必要があるため落ち着いて乗車できないため、長時間乗車する場合は余程がら空きの区間や時間帯でない限りは座席指定を取った方が精神衛生上良いと思われる。
なお、この無座票制度は座席移動や立ち退きに関するトラブルも結構あるようで、稀に暴行沙汰に発展することもあるので、危険な雰囲気を感じたら諦める選択も必要かもしれない。
また、運賃では81km以上の区間を莒光號を無座扱いで乗車する場合は2割引になる。
ただし、一部区間無座(例:台北→台中の莒光號に乗車したいが台北→桃園が満席で無座、桃園→台中には空席があり座席指定)の場合、割引は適用されない。
自強號系統、觀光列車、團體列車及び夜行列車などの特殊な列車や便は無座による割引の扱い自体が無い。
新自強號の無座票の扱い
新自強號の無座票の発売は2019/5より部分的に開放されたが、現在の規定では1列車当たり120人(枚)の上限が設定されている。
無座票の発売数制限がある関係上、悠遊卡や一卡通等のICカードでは乗車ができない。
臺鐵局自108年5月2日起開放發售「全線新自強號每列次120張無座票」-交通新聞稿-中華民國交通部
https://www.motc.gov.tw/ch/home.jsp?id=14&parentpath=0%2C2&mcustomize=news_view.jsp&dataserno=201904290001
但し、110(2021)年5月15日より続く防疫施策によって新自強號の無座票発売の停止が現在も続いている模様(2022/4現在、個人訂票ページに注意書きがある)
交通部臺灣鐵路管理局_首頁>線上訂票>個人訂票
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip121/query
無座票発売の有無の確認方法
列車検索
日時・区間から:https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobytime
停車駅から:https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobystation
列車番号から:https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip001/tip112/gobytrainno
上記の列車検索から列車の運行状況を開き、「本班次不發售無座票」(訳:この便は無座票を発売しない)の文言がなければ無座票及びICカードで乗車可能と判断できる。
以前は時刻表に無座票発売有無の記載があったが現在はなくなった模様。
↑無座票の発売がある例
↑「本班次不發售無座票」の記載があり無座票の発売がない例
電子票證(IC乗車カード)
電子票證乘車
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC14/view
QRコード読み取り対応改札機
小規模駅は簡易改札しかないことが多い(写真:泰安車站)
簡易改札は無人駅も含め全ての台鐵の駅に設置されている
簡易改札は進站(入場)と出站(出場)で読み取り機が分かれているので注意
台鐵では悠遊卡(Easy Card)、一卡通(iPass)、愛金卡(iCash)、HappyCash有錢卡が利用でき運賃が1割引きになる。
台鐵の駅では後述の新型EMV機は加値(リチャージ)に対応するようにはなったが、主要駅にしか置かれていない。それ以外の駅では窓口で可能。駅の窓口は混雑していたり、時間のかかる客がいることが多いので、場合によっては駅近くのコンビニまで行って加値した方が早いかもしれない。
7-Eleven・全家(FamilyMart)・萊爾富(Hi-Life)・OK超商(OK-Mart)のコンビニチェーン等で加値は可能だが、駅構内にある店舗では加値に対応していないことがあるので注意。
また、國光客運と統聯客運の窓口(代售站(乗車票の委託販売店)を除く)でも加値等は可能。ICカードの発売も行っているが、在庫がないことも少なくない。他の運行会社の轉運站(バスターミナル)や總站(営業所)でもICカード業務の扱いがある場合もある。
ICカードによる乗車
無座扱いで莒光號及び自強號に乗車可能。
但し、新自強號(普悠瑪號/太魯閣號/自強號3000)には乗車できないため、別途乗車票の購入が必要(間違えて乗車した場合は元運賃1.5倍のペナルティがある)
また、自強號に乗車した場合は區間車の1割引きの運賃で乗車可能な距離は70kmまでで、超過した部分は自強號(2.27元/km)の運賃で計算されるので注意。
↑写真例:基隆から70km範囲内の案内
自強號に乗車したかどうかの有無は、車内検札の際に車掌のハンディ端末でICカードに自強號乗車フラグを付与している模様。
また、乗車駅に入場してから降車駅で退場するまでに乗降駅間の距離に応じて以下の時間が経過すると割引が適用されず全区間自強號の運賃で計算されるので注意。
大幅な列車遅延時は降車前に車掌か改札を出る前に係員に対応してもらうこと。
・~70km:3時間以内
・70~200km:8時間以内
・200km~:12時間以内
同一駅で入出場を行った場合は以下の時間に応じて差し引きが行われる。
・1時間以内:14元
・~3時間以内:112元
・3時間~:843元(台北-高雄自強號運賃相当)
ちなみに悠遊卡は不足額が60元まで、一卡通・愛金卡は65元まで残高マイナス状態で一度だけ出場できる機能がある。この状態だと乗車・決済にロックがかかり残高がプラスになるまで加値を行わないと次回以降は利用不可となる。
不足額が60元又は65元を超える場合は、列車内の車掌か降車駅で精算が必要。
入出場処理を忘れた場合
可能な限り早く車掌や駅係員に申し出る。
入出処理忘れの場合は車内で普通に現金発券(補票)対応してもらえるケースが多い。
(乗車・降車駅を証明できない場合は規定上は運賃1.5倍のペナルティがある)
特に平溪線各駅や集集線の車埕車站などは色々な場所からホームに上がれる関係上、入出場忘れが発生しやすいので注意。
予約
購票/取票說明
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC12/view10
予約可能な列車は對號列車のみ。無座票の予約も不可。
窓口
大規模駅の窓口(花蓮車站)
小規模駅の改札と窓口(猴硐車站)
混雑していることが多いので、急いでいる場合は券売機、あらかじめ超商などの利用も視野に入れた方が良い。クレジットカード(VISA・Master・JCB)が利用可能。
券売機
券売機(EMV機、永康車站)
現在は上記写真の新型の黒い多機能券売機に全ての駅で置き換えられたようで、近郊列車券売機は撤去された模様。
新型券売機の新機能としてはクレジットカードを含む複数の決済手段対応、電子票證加値(悠遊卡・一卡通etc…)、非對號列車(區間車)・兩鐵列車(自転車輸送)の発券対応、11言語対応、処理速度向上etc…
↓券売機の使用方法動画
https://youtu.be/Fv7_mje6bgY
超商(便利商店)・郵局
高鐡と同様にマルチメディア端末から出力したレシートをレジに持っていく。QRコードが記載されているのでそのまま改札機を通過可能。8元の発券手数料がかかる。
予約したチケットの受取及び端末から直接発券も可能。
また、一部の郵局の金融窓口でも発券可能。こちらも8元かかる。
但し、Webや電話で予約→郵局で受け取りという工程が必要なため手間と時間がかかる。
取り扱い経験のない職員が多いことが予想されるため、対応して貰えない可能性あり。
網路訂票(Web予約)
会員登録には居留証番号が必要だが、予約するだけならパスポート番号でも可能。
予約後は窓口・券売機・便利商店・郵局で発券するか、後述のアプリで取得する必要がある。窓口や超商で発券する場合はパスポートが必要。
アプリでQRコード乗車票を取得する
Webもしくはアプリで予約後、アプリの左上のメニューアイコンを選択し、メニューから「訂票記録」を選択。次に「護照號碼」のタブを選択。護照號碼にパスポート番号、訂票代碼に予約番号を入力。
トップ画面に戻ると「未取得」の数字が増えるので、そこから乗車する便を選択して「立即取得」で取得完了。後は「電子車票」からQR乗車票を表示して改札機にかざすか、駅員に読み取って貰う。基本的に對號列車停車駅で無人状態はないはずだが、万が一いない場合は乗車後に車掌を捕まえて乗車処理をして貰う。
表示する端末を変更したい場合は同画面内の「重新下載車票」を選択して同様の操作を行う。
複数人まとめて予約したものを予約者以外が受け取る場合は左メニューの「取得他人分票」から同様の操作を行う。
変更・払い戻し
退/換票
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC13/view11
信用卡(クレジットカード)で決済済みの場合で払い戻しや運賃差額が発生する場合はカード本体も必要になる。
退票(払い戻し)
區間車や無座票等の座席指定のない切符は有効期間内であれば手数料は無料。
受付時間は對號列車は列車発車まで、非對號列車は有効期限の当日の最終列車まで。
座席指定のある乗車券の手数料は乗車日までの日数によって異なる。
13日以上前:10元
4~12日前:20元
1~3日前:20元又は運賃10%の高い方
当日発車前:20元又は運賃20%の高い方
手数料が運賃を上回る場合は手数料の請求及び運賃の返還はない(復興號や莒光號の初乗り運賃とかでない限り発生し得ない現象ではあるが)
換票(乗車変更)
乗車列車変更(換票)は同一区間かつ對號列車同士の変更は1回まで手数料無料。
受付時間は列車出発の30分前まで。
颱風による払い戻し
台湾本島内で「海上颱風警報」が発令されている日、及びそれが要因で運休した場合は払い戻し手数料が無料になる。払い戻し期間は乗車日から1年以内。
重號退費(ダブルブッキング)
對號列車の座席指定乗車票を購入し、乗車後に同一座席に複数の乗客が割り当てられており、代わりの空席がなかった場合は到着駅で運賃の20%の額の払い戻しが受けられる。
乗車中に乗車票を紛失した場合の対応
乗車区間分の再購入が必要となる(大抵の場合は列車内で対応することになるため現金のみ)。
その後、紛失した乗車票を発見した場合は、紛失した乗車票を当日発車前扱いとして払い戻すことができる。
払い戻しの際に再購入した乗車票の提示も必要となるので保管しておくこと。
補票(運賃不足)
着駅の改札や窓口か列車内の車掌で行う。
但し、多くの場合は車掌が頻繁に車両内を巡回しており、検札の時点で運賃精算することになることが多い。
兩鐵列車(列車への自転車積載)
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00D/tipD11/view12
↑自転車積載設備の車両が連結されている莒光號列車
「環島」と称して自転車などで台湾島を一周する旅行コースを推し進めているのもあってか、自転車を列車に乗せる事ができる制度や設備がある。
サイクリング需要が大きい花蓮や台東エリアが中心の模様。
攜車袋(輪行袋)に収納して乗車する場合
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00D/tipD11/view30
追加料金なしで全ての列車、駅で利用可能
サイズ制限は長辺150cm、3辺合計220cmまで
そのままの自転車と列車に乗車する場合
乗降ができる駅が限られており、専用の乗車票が必要。また、積載設備のある車両や便に限定される。
また、ペダル式の自転車及び電動アシスト自転車のみ乗車可能。後者は乗車の際にバッテリーを取り外すか電源をOFFにする必要あり。
非對號列車(區間車・區間快車)
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00D/tipD11/view12
運賃は區間車の半票相当
非對號列車はオンライン予約には未対応のため、予約は直接駅の窓口に出向く必要がある。
進行方向に対して最後尾の車両に積載できるとされている。
乗車可能な列車は列車検索で自転車マークが付いている列車のみ。
對號列車(莒光號・自強號系統)
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00D/tipD11/view11
運賃は乗車する列車種別運賃の半票相当。
オンライン予約は乗車日の2~28日前まで対応。
乗車可能な列車は列車検索で自転車マークが付いている列車のみ。
列車によっては自転車専用車両が連結されているものもある。
参考リンク
台湾 自転車と一緒に電車に乗る (台鐡區間車) –
目標は台湾自転車一周(現在達成率40%)【目標是單車環島】
https://tengtengteng.hatenablog.com/entry/2016/05/05/155029
台湾での自転車 (鉄道) 輪行規則 – TURNIP 2
https://femoghalvfems.info/archives/974
週遊券等
TR-PASS
TR-PASS四人同行3日票・5日票、2023/1/1より発売停止
https://cytn-info.blogspot.com/2023/03/tr-pass35202311.html
旅遊票券 TR-PASS
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip003/tip311/view10
TR-PASS使用須知
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip00C/tipC21/view?proCode=8ae4cac279f232440179f503099400b1&subCode=8ae4cac279f232440179f503e83400b2
※使用説明(ページ後半に學生版の説明がある)
外国人旅客向けのフリーパス。一般版と学生版がある。
共通事項として1日は0:00~23:59までを指す(夜行便等の日付を跨ぐ場合はその列車の降車時まで有効)。
また、台風等で利用できない日が発生した場合はその日分の日数を延長するか、1日分の料金の払い戻しを受けることができるとある。
運賃:
一般三日券:全票 1800元
一般五日券:全票 2500元
外國學生版五日券:全票 599元
外國學生版七日券:全票 799元
外國學生版十日券:全票
1098元
一般三日券(四人同行):全票 4200元
一般五日券(四人同行):全票
7000元
→2023/1/1より発売停止
一般版
有効期限は購入日から30日以内の連続した3、5日間。 春節(旧正月)前後は利用不可。利用不可期間にかかった場合も日数のカウント対象となる。
乗車期間内の對號列車(復興號、莒光號、自強號系統)は座席の予約をした上で乗車可能)。
無座票の発売がある列車は無座としても乗車可能。
但し、觀光列車(莒光號自由行の1から3号車は除く)、團體列車、商務座席などは予約できない。
また、對號列車の座席予約の回数制限はないが、同日内において乗車区間又は乗車時間が重複する予約を取ることができない。
例として、台南→高雄の自強號の乗車が終了するまでは、新左營→枋寮の自強號の予約はできない(新左營→高雄の区間が重複)。
時間の重複の例としては、13:00発14:00着の列車の座席指定がある場合、13:50→14:30の列車の座席指定はできない。
なお、予約対応は窓口でのみ対応。
ちなみに三日券の場合、自強號のみで台湾一周くらい(1988元)をしないと元が取れない(参考:台北-高雄、自強號往復が843×2=1686元)。
四人同行版(2023/1/1より発売停止)
基本的な仕様は一般版と同じ。但し、四人同行版は乗降時の人数に過不足があると利用不可。四人同時に改札の入出場する必要がある
外國學生版
有効期限は購入日から30日以内の連続した5、7、10日間。全期間で利用可能。
利用可能な列車は區間車及び、莒光號・復興號が無座扱いで利用可能。自強號系統は利用できない。
また、觀光列車、團體列車などは利用不可。
申し込みには外国籍パスポートと国際学生証(ISIC)が必要。また、台湾の連続滞在期間が180日以内という条件が存在する(長期の留学生は対象外ということか)。
周遊券/悠遊券
旅遊票券 周遊券/悠遊券
https://tip.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip003/tip313/view10
紙のチケット、全て発売当日限り有効
平溪深澳一日週遊券(平溪線/深澳雙支線一日週遊券)
運賃:全票 80元
利用可能エリア:平溪線(菁桐 – 三貂嶺、宜蘭線(三貂嶺 – 瑞芳)、深澳線(瑞芳 – 八斗子)
発売駅:板橋、台北、松山、基隆、八堵、瑞芳、猴硐、宜蘭、羅東、平溪、菁桐、十分
內灣線一日週遊券
運賃:全票 95元
利用可能エリア:內灣線(新竹 – 內灣)、六家線(竹中 – 六家)
発売駅:竹南、苗栗、台中、新竹、中壢、桃園、板橋、台北、松山 、六家、竹東、內灣
集集線 一日週遊券
(販売終了?)
東北角 一日券
運賃:全票 126元
利用可能エリア:瑞芳 – 頭城
利用可能列車:エリア内區間車、莒光號・自強號は差額が必要
発売駅:羅東、宜蘭、頭城、福隆、貢寮、雙溪、侯硐、瑞芳、基隆、八堵、松山、臺北、板橋、 樹林、桃園、中壢
備考:エリア外に跨ぐ場合は一日券は利用できず全区間の運賃が必要
新左營 – 枋寮 一日券
運賃:全票 184元
利用可能エリア:新左營 – 枋寮
利用可能列車:區間車、莒光號・自強號は差額が必要
発売駅:新左營、高雄、鳳山、屏東、潮州、枋寮
備考:エリア外に跨ぐ場合は一日券は利用できず全区間の運賃が必要
その他
切符を持ち帰りたい場合 は改札付近にスタンプ台があるので、無効印を押して駅員に見せて出場する。
現在は出場時も無条件で自動改札機から切符が排出されるようになったためか、スタンプ設置駅が減っており、駅員に言わないと押してくれない、もしくは言っても押してくれないことが増えてきている。
東部幹線利用時の注意
週末や連休前後の對號列車の座席指定は発売直後に大半が売り切れるくらい混雑する。
特に台北→花蓮・台東は激しく、高雄→台東の方はまだマシな方だがそれでも非常に混雑する。
台北→花蓮・台東
宜蘭か羅東まで國道客運(長距離高速バス)を利用して、區間車に乗り換えて花蓮方面へ向かうと超混雑の中でデッキで2、3時間立ちっぱなしといった状況は避けられる。
台鐵は海岸線を沿う非常に遠回りなルートのため、所要時間的には自強號とほぼ同等か最長でも+20分程度で台北→花蓮は到達できる。
但し、台北の南港→宜蘭を結ぶ國道5號の雪山隧道のトンネル区間の前後の渋滞が凄まじいため、この方法を利用する場合は午前8時頃までには台北市内を出発する便を利用すること。
ちなみにこの区間は「交通聯票」「聯運票」と呼ばれるバス+列車の乗り継ぎ割引チケットが存在する(乗り継ぎ地点は羅東で固定)。
価格は出発地によって209~222元。台北→花蓮の自強號が440元なので半額近くになる。
交通部臺灣鐵路管理局_交通聯票
https://www.railway.gov.tw/tra-tip-web/tip/tip003/tip312/view10
なお、台北地区(板橋、南港)→花蓮直通の「北花線」という國道客運も存在するが、所要時間が4~5時間と乗車が長時間に及び(蘇澳辺りで休憩あり)、上述の雪山隧道の超渋滞の影響も受けるため、早朝発便以外はあまりお勧めできない。320~350元と自強號よりは安くはあるのだが…
また、羅東発で蘇澳を経由するバス路線(201公車)も存在するが、羅東→花蓮の區間車の所要時間が約1.5時間に対して、バスは2時間強かかる。(莒光號は約1.5時間、自強號は50~60分程度)
10時頃から14時30分頃まではこの区間の區間車の運行がないので代替手段にはなるが、素直に對號列車を利用した方が良いような気もする。
羅東→花蓮の運賃は區間車:130元、バス(201公車):160元、莒光號:156元、自強號/太魯閣號:203元。
蘇花改路線まとめ(台北・羅東花蓮)
https://tw.cytn.info/p/suhuagai-transport.html
高雄→台東
通常の週末であれば、早朝発の列車であれば数日前~前日でも指定が残っていることが多い(但し、並びの座席で取るのは難しい)。
公路客運(都市間長距離バス)を併用するのであれば恒春・懇丁方面の便を利用して、枋寮で乗り継ぐと良い。
但し、台北→花蓮と比べると金銭的や所要時間的なメリットは薄め。區間車から南国な車窓を眺める雰囲気は中々良いものではあるが。
なお、枋寮-台東の區間車の運行本数は1日3本と非常に少ない。
ただ、枋寮では乗降がそれなりに発生するので場合によっては枋寮以降で座席が残っている可能性はある。
※以下、屏東客運、高雄客運、國光客運の共同運航路線
9117高雄火車站-墾丁
http://www.ksbus.com.tw/bus_info.asp?id=165
9127高雄-台88(東港)-大鵬灣
http://www.ksbus.com.tw/bus_info.asp?id=166
9188高鐵左營站-88-鵝鑾鼻
http://www.ksbus.com.tw/bus_info.asp?id=167
9189墾丁快線左營-大鵬灣-小灣
http://www.ksbus.com.tw/bus_info.asp?id=190
高雄-台東の公路客運(國光客運
1778路)は台鐵より運賃が高い上に所要時間が非常に長く(公称所要時間3時間半)、ルート上に険しい山道が存在(≒車酔い)するためあまりおすすめできない。
(深夜3:00高雄発は使い道があるかもしれないが…)
1778 高雄─臺東
https://www.taiwanbus.tw/eBUSPage/Query/QueryResult.aspx?rno=17780
1778A 高雄─臺東[經草埔隧道]
https://www.taiwanbus.tw/eBUSPage/Query/QueryResult.aspx?rno=1778A
【1778】高雄-臺東
http://www.kingbus.com.tw/ticketPriceResult.php?sid=54
【1778】臺東-高雄
http://www.kingbus.com.tw/ticketPriceResult.php?sid=55
【1778A】高雄-台東【經草埔隧道】
http://www.kingbus.com.tw/ticketPriceResult.php?sid=56
【1778A】台東-高雄【經草埔隧道】
http://www.kingbus.com.tw/ticketPriceResult.php?sid=57
※2022/1/1より台東側の運転区間が大武まで短縮された
國光客運1778 高雄─台東、111(2022)年1月1日より運行区間が大武まで短縮
https://cytn-info.blogspot.com/2021/11/1778-111202211.html
航空便
台北松山→花蓮・台東、台中→花蓮、高雄→花蓮の定期航空便が存在する。
2022/6/30時点の運賃は以下の通り。
台北松山-花蓮:1,781元(立榮)
台中-花蓮: 2,626元(華信)
高雄-花蓮:
2,488元(華信)
台北松山-台東: 2,460元(立榮)、2,579元(華信)
班機資訊-交通部民用航空局花蓮航空站
花蓮 — 台北
https://www.hulairport.gov.tw/Schedule03Taipei?program=627&lang=TW
花蓮 — 台中
https://www.hulairport.gov.tw/Schedule03Taichung?program=628&lang=TW
花蓮 — 高雄:
https://www.hulairport.gov.tw/Schedule03Kaohsiung?program=626&lang=TW
臺東航空站-航班資訊-即時航班資訊
https://www.tta.gov.tw/flight/period
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蘇花改路線まとめ(台北・羅東花蓮)
https://tw.cytn.info/p/suhuagai-transport.html
台湾:国内線航空
https://tw.cytn.info/p/taiwan-domestic-airline.html
台湾:國道客運・公路客運(高速バス・都市間バス)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-intercity-bus.html
高鐵(台湾高速鉄道)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-high-speed-rail.html
台湾:電子票證(交通ICカード)
https://tw.cytn.info/p/taiwan-smart-card.html
台湾:フリーパス類
https://tw.cytn.info/p/taiwan-traffic-pass.html
2023/11/15:券売機関連の情報を最新に更新
2023/10/9:自強3000自由座の情報を反映、その他全体的に更新
2023/3/23:(一向に復旧の見込みが無いので)集集線の運行停止情報を追加、夜行列車・TR-PASS情報・その他全体的に更新
2022/4/12:無座票の項目を追記・修正、週遊券等を更新
2022/4/1:復興號運行終了の記述を記載、兩鐵列車の項目を追加、全体的に微修正
2022/3/13:券売機の説明をFBからYoutubeの説明動画に差し替え、全体的に修正
2021/12/26:トップリンクに林鐵追加、夜行列車更新
2021/8/16:新型券売機情報追加、全体的に文章を修正
2021/4/20:券売機と改札機の写真を追加
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