台湾:飯店・酒店・旅館・旅社(ホテル・民宿)

last update : 2024/02/03

基本情報

「飯店」や「酒店」はホテルを意味し、飲食店やバーの事ではない。 大飯店だと大規模だったり高グレードなホテルを指す場合が多い。
酒店は台湾以外の外資系のホテルが多い。

青年旅社はユースホステル(YH)を指す。商務旅館(商旅)、商務飯店はビジネスホテルを指し、設備面も日本のものに近い。
地方の観光地になると民宿、○○山荘や○○之家という名称も見かける。

旅社、○○房といった名称の施設はドミトリーやゲストハウスである場合が多い。

設備

基本的にシャンプー、コンディショナー、ボディーソープが備え付けてあるか、小パックのものがアメニティとして提供されていることもある。

台湾では水道水を飲用とする習慣がないのでアメニティとしてボトルウォーターが提供されることが多い。ない場合はウォーターサーバー等が施設内のどこかに設置されている。

また、無料Wi-Fiはどの施設でも提供しているが、客室の位置が建物の端だったりすると繋がりにくいケースも少なくない。
SSIDやパスワードはチェックイン時に説明があるか、フロントや室内などに案内が掲示されている。

宿泊施設にかかる諸税

營業稅(消費税)が5%と宿泊税が10%、合計15%の税金がかかる。宿泊税は地域によって増減があるかもしれない。

宿泊予約サイトによっては、表示料金にこれらの諸税が含まれていない場合があるので注意。

計算すれば差額が約15%になるが割引が適用されている場合、宿泊予約サイトによって割引の計算方法や適用順序が異なるのか15%前後から離れる場合がある(大きな差ではないが計算が合わないことが結構多い)

宿泊施設でクレジットカードを利用する場合の注意事項

以下に該当するカードはチェックイン時や支払い時に断られたり、面倒な事態に発展する場合があるので避けた方が無難。

・パスポートと名義やサインが異なるカード(旧姓名義、サイン欄が漢字とアルファベットで異なる等)
・カード券面に番号・名義・サイン欄がないカード(ナンバーレス、サインパネルレスカード等)
・バーチャルカード(カード本体が発行されないカード)
・宿泊サイト等の予約時に入力したものとは異なるカード

ちなみにカード番号等が裏面にあるものや、アニメキャラクター柄のカードに関しては台湾でも複数の金融機関から発行されているので、これに関しては問題ないかと思われる。

また、残高が即時引き落としされるデビットカードや国際ブランド付きプリペイドカードの場合、一時的とは言え予約金額以上残高が差し引かれる場合があるので、可能な限りクレジットカードを利用した方がいい。

なお、これはクレジットカードにも言えることだが、残高の返却や利用枠の解放に時間がかかる場合がある。

施設によってはこのデポジット処理の取り消しをちゃんと行っていないことがあり、最悪の場合は最大45日程度かかる場合がある(大抵の場合はこの日数を過ぎると強制的にキャンセルがかかるが、この仕組みを悪用?してキャンセル処理を放置する加盟店が存在する)

宿泊予約サイト利用上のポイントと注意点

宿泊予約サイトへのアクセス方法によって料金が異なる場合がある。
これはagodaが露骨ではあるが、他の宿泊予約サイトでも見られる傾向である。

以下が主要なアクセス手段となるが、特定のリンクからアクセスする場合はブラウザのCookieの設定やプライベートモード等によっては適用されなくなる場合もある点には注意。

・ブラウザからブックマークorURL直打ちで直接Webサイトにアクセス
・モバイル版のWebサイトやアプリからのにアクセス
・Web検索サイトのPRリンクからアクセス
・宿泊予約検索やその機能のあるサイトやアプリ(trivago、スカイスキャナー、トリップアドバイザー、Googleマップの検索等)からのアクセス
・ポイントサイトやアフェリエイトサイトからのアクセス
・クレジットカード会社や航空会社のマイレージ会員向けの提携サービスやポイントアップモール等からのリンク、予約確認ページからの誘導リンク等からのアクセス

料金内訳に割引の内容か、見覚えのないプロモーションコードが自動適用されていることが多い。

料金相場

ドミトリーやゲストハウスの相部屋は500~700元が主流、中には300元を切るものもあるが、給湯設備が安定しなかったり、水回りが劣化していたりと何かしら大きなデメリットを伴うものが多い。

最近はシングルルームを謳うものが増えてきたが、仕切りがあるだけだったり、カプセルルームのようなものだったりと個室とは言い難いものも多い。

そのため個室となるとダブルルームが基本となる事が多い。
安い部屋だと700元くらいからあるが不便な立地だったり、モーテル等に近い形態ものが多い。 日本のビジネスホテルのような宿泊施設は検索サイトのバーゲンを除けば最低でも1000元、1200~1500元程度が相場と言える。

2023年以降の宿泊料金の傾向

特に台北近郊の宿泊料金の高騰が顕著になっており、特に週五、週六(金曜、土曜)泊は当日に予約しようとすると2000元以下のプランが存在しない状況なども見受けられる。

桃園、中壢、瑞芳などまで範囲を広げれば多少はマシにはなるがそれでもない時はない。
特にドミトリーなどの低価格帯の部屋やベッドの供給不足が顕著な感じは見られる。

台中もやや高くなった感はあるが台北ほどではなく、台南や高雄は台湾ドル建てで見れば以前とそこまで料金相場が上がった様子はない。

上記のことから部屋の供給不足が考えられるため、特に最終チェックイン受付時間を過ぎるとキャンセルして他の客に売り出す場合も十分に考えられるため、特に台北市内に宿泊する場合で宿泊予約サイトで予約した場合はチェックイン時間には遅れないこと。
また、予約した時間に遅れる可能性がある場合は可能な限り連絡を入れること。最近は予約サイトの予約画面から簡単にチェックイン時間の変更が行えることも多い。

ドミトリーの場合

台湾の宿泊施設にはシングルルームは少なく(最近はカプセルタイプのようなものが増えつつはあるが)、個室となるとダブルルームを一人で使うことになるケースが多いため割高感がある。
そのため宿泊費を節約しようとなるとドミトリーを利用する必要がある。

アメニティはウォーターサーバーが設置されていない場合はボトルウォーター、シャンプー類が浴室に備え付けられていない場合は小分けパックものが提供される程度。
バスタオル等もないか有料なのであらかじめ持参するかチェックイン前に調達する必要がある。

キッチン設備は無料で利用可能なことが多い。飲料や菓子、カップ麺を販売していることもあるが無人販売(貯金箱にお金を入れて)なことも多い。

Wi-Fiもほとんどの施設で利用可能だが家庭用回線に市販の無線ルーターを取り付けただけのもののことが多いので宿泊人数が多かったり、帯域を圧迫するような使い方をする利用者がいるとまともに通信できないこともよくある。また、建物の奥の部屋だと携帯電話の電波が届かないケースも都市部だと多い。

また、ドミトリーはチェックイン締切時間が21:00~22:00、早いと20:00と設定されていることが多いのである程度時間に余裕を見ておくこと。連絡を入れれば遅れても受け入れてもらえることも多い。

ちなみに早朝でオーナーやスタッフ不在時にチェックアウトをする場合は、カウンターにルームキー入れがあるので、そこにキーを返却してチェックアウトとなるシステムを採用している場合も多い。

安宿利用上の注意点

安いドミトリー(おおむね400元以下)の例

この手の安宿の立地は雑居ビルだったり、住居を改装したものが多く、看板すら無く表札や郵便受けを見ないと分からない施設も多いので、台湾の住所形態を頭に入れておかないと街中や住宅街をさまよう羽目になる。

ただ、このような施設はオープンからしばらくは良いが、1~2年くらいすると急激に設備の老朽化が進み、水回りが汚く、酷い時はトコジラミ(南京虫)が発生なんてことも珍しくない。

このような安宿は設備の補修やメンテナンスを怠っていることが非常に多く、経年劣化の進みも早い。
安かろう悪かろうで済まないケースもあるので、予約サイトの評価やコメントは機械翻訳を通してでもある程度目を通しておくべき。

また、立地にもよるが安いということは相応に客層の質も落ちる傾向にあり、特に外国人旅行者が多く集まる台北周辺と高雄市中心部
他国と比べて物がなくなったり等、治安的な質の悪さを経験したことはないため、深夜でも騒がしい状況などが許容できるのであれば

但し後述の無認可宿泊施設となると話が変わってくる場合もある

筆者がよく利用するBooking.comの場合、評価が8を下回っているものは何かしらの問題を抱えていることが多く、7.5以下は非常に大きな問題がある施設の傾向があるように感じる。
(2023年現在、台湾の宿泊施設は全体的に評価が落ちている傾向があり、筆者個人のセーフラインは7.5くらいと考えている。これを下回ったらどんなに安くても原則アウト判定)

安い個室

前述のドミトリーなどにシングルルームやダブルルームや個室が併設されているケース。
こういったのはトイレやシャワールームが共用だったりすることが多い。

こういった部屋は安いと500元くらいからあり、700~1000元が相場になるだろうか。

安い商務旅館(ビジネスホテル)の例

予約サイトで個室を値段でソートすると商務旅館が引っかかることはよくある。中には400元台などドミトリーより安いことすらある。

この手の安い商務旅館は台南や高雄に多く、設備が古いという点と、衛生面は人にもよるがまだ何とかなるレベルではあるものの、室内や設備の老朽化が進んでいることが多い。(ドアの建て付けが悪い、冷房や給湯設備が安定していないなど)

最近はツインルーム(雙人房)の切り売り、要は2人部屋のドミトリールームとして販売しているケースが増えている。
流石に男女別にはなってはいるものの、プライバシー面で厳しく感じる人は多いだろう。
実際にこの売り方をしている宿泊施設の評価は低いことが多い。

デポジット(預り金)を取るドミトリー

宿泊施設によってはルームキーのデポジット等などを理由に200元程度の現金のデポジットを要求してくるところがあるため、宿泊予約サイトの重要説明事項の欄などにそういった記載がないかは確認した方がいい(表記がないのに行っている場合は予約サイトの規約や法令に触れる可能性が高い)

これを行っている施設は総じて客層が悪い傾向にあるため避けた方が無難。

また、この手のドミトリーはカウンターの受付時間が短いことも多く、スタッフがカウンターに来るまでチェックアウトができなくなるため、早い時間に宿を出る場合は現金のデポジットがないかは必ず確認すること。

無認可宿泊施設について

特に台北や高雄ではドミトリーがそこら中にあるが、旅館業や民宿の認可を受けていないものも少なくない。
また南投・屏東・花蓮・台東・澎湖・金門・連江(馬祖)といった自然景観の観光スポットが多い地域は無認可の民宿が非常に多い。

デメリットや危険性

このような施設は領収書を発行しないことが多く、要求するとレストラン代やガイド代として発行してくることがある(名目上は知人を善意で泊めているとしているため)。

当然消防設備や避難経路の案内や確保もされていないことが多く、火災等に巻き込まれても最悪旅行保険などが適用されない可能性がある。

さらにオーナーが不在がちでチェックイン時間が極端に短い、住宅街のど真ん中に位置し看板も掲げていないことも多いので探すのが大変、という慣れない地域で遭遇すると泣きたくなるような要素がもれなく付いてくる。

なお、届け出を行っていない民宿等は政府が積極的に摘発に乗り出しているので、予約して実際に行ったら宿泊場所がなくなっていたという事態もないとは言えない(流石に宿泊中に追い出されることはないはずだが…)

無認可な上にさらに宿泊予約サイトに登録がないものは、外に宣伝できない理由があるケースが考えられるため、大きなトラブルや最悪犯罪に巻き込まれるリスクがあるため避けること。

無認可宿泊施設の見分け方、確認手段

最近は大手の宿泊予約サイト(Expedia、Hotels.com、Booking.com、Agoda等)では無認可の施設はあまり引っかからない傾向にあるが、たまに怪しいものが紛れている場合もある。

Booking.comとAgodaは重要説明事項や施設ポリシーの欄に営業許可番号として掲載されていることが多い(たまに未掲載で臺灣旅宿網で調べると出てくることもある)

合法旅館標識及登記證

判別方法としては下記リンクの台湾政府の観光署(中華民國交通部觀光署)のサイト、もしくは臺北市政府觀光傳播局などの公的機関のサイトにホテル検索で住所を打ち込むことで確認できる(ホテル名だと字体の違いなどで引っかからないことが多い)。瘋台灣民宿という民宿検索サイトも合法編號の記載がある。

臺灣旅宿網
https://taiwanstay.net.tw/
※中華民國交通部觀光署による宿泊施設検索

臺北旅遊網
https://www.travel.taipei/zh-tw
※台北市政府観光傳播局による宿泊施設検索

瘋台灣民宿網
https://www.fun-taiwan.com

施設の入口やフロントに 掲示されている認可証。 〇〇市旅館000 〇〇縣政府編號000 という番号が振られる。合法編號や旅館編號、 民宿編號とも呼ばれる。
発行時期によって色やデザインが異なる場合もある。

↑フロント奥に旅館標識と登記證があるケース

旅館專用標識及登記證 – 交通部觀光局行政資訊系統
https://admin.taiwan.net.tw/BusinessInfo/TourismIndustry/Lusuye/HotelIndustry/HotelIndustryMark2.htm

民宿專用標識及登記證 – 交通部觀光局行政資訊系統
https://admin.taiwan.net.tw/BusinessInfo/TourismIndustry/Lusuye/Minsu/MinsuIndustryMark.htm

地域によっては標章が異なる場合もある
(↓は連江縣の場合)

https://www.facebook.com/go.to.matsu/posts/pfbid036CNSzrrmmudEVkYSmSecTSJyxLGbkxyjQiaoT478hTFkJTPsm1BTwEEHco2ayP7Dl

台湾の日本人宿

台湾では旅館業又は民宿の営業認可を受けていない宿泊施設の営業は認められておらず、いわゆる民泊は法令違反となり、Airbnbなどの民泊アプリを利用する際は注意が必要。

また、日本人宿とは謳っているものは無認可のものが多いため注意が必要(特に台北や高雄に多い)。

宿泊予約サイトに登録がなくWebサイト、Facebook、LINE等からのみ募集して、住所を掲載していない悪質なケースもある(大雑把な位置だけを掲示して、予約時に経路を連絡しているようだ)

筆者が2023年時点で確認できている認可がある日本人宿は以下の通り
(日系チェーンの宿泊施設は除く)

台北市

斯格加旅店(4Plus Hostel)(臺北市旅館572號)
https://4plus-hostel.com/
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/16549

新北市

九份小町民宿(新北市民宿149號)
http://www.komachi-tw.com/jp-index.html
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/4834

台南市

哈木家(はむ家)(臺南市民宿138號)
https://hamuguesthouse.com/
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/9249

高雄市

鴨家青年旅館/六合社中鴨家青年旅館(あひる家)(高雄市旅館456號)
https://ahiruyah.com/
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/6250

南投縣

埔里背包客之家(ゲストハウス・プリ)(南投縣民宿873號)
Tripadvisor:https://www.tripadvisor.jp/Hotel_Review-g13806800-d1929653-Reviews-Guest_House_Puli-Puli_Nantou.html
※公式サイトなし
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/25978

花蓮縣

馨憶精緻民宿(しんいせいち民宿)(花蓮縣民宿079號)
https://shinyi.net/
臺灣旅宿網:https://www.taiwanstay.net.tw/room/11467


2024/2/3:宿泊予約サイト利用上のポイントと注意点を追加、無認可宿泊施設についてを大幅に改稿、全体的に修正
2024/1/22:クレジットカードを利用に関する項目を追加、全体的に修正
2023/11/4:宿泊税の項目を追加、全体的に微修正
2023/6/19:連江縣の標章を追加
2022/7/5:全体的に微修正

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