台湾:包裹(小包)
last update : 2023/10/19
荷物追跡に関しては以下のページに情報をまとめています
日本郵便における「小包」やEMS等の情報については以下の記事も参照して下さい
伝票作成システムのEZPost操作手順については以下の記事も参照して下さい
重要通知
2021/1/1より、日本郵便発のインボイスの必要な郵便物(内容物が物品のEMS、国際小包、小形包装物、国際eパケット(ライト))の通関電子データの義務化(≒手書き伝票での発送不可)が開始された。
台湾宛ては今のところ必須ではなく手書き伝票でも受け付けは可能とのことだが、遅延や返送のリスクが上がることを了承の上でということになっている模様。
なお、2024/3/1より全ての地域宛てで通関電子データの送信が必須となる。
データの送信は国際郵便マイページサービスから宛名ラベルを作成してから発送を行うと自動的に送信される。
通関電子データ送信義務化について | 日本郵便株式会社
https://www.post.japanpost.jp/int/ead/index.html
また、2023年8月頃より台湾から日本へ郵便物や小包を発送するには通関電子データ(ITMATT)の送信が必須となった。そのため従来の手書き伝票は利用できないため、伝票作成システム「EZPost」を利用する必要がある。
交寄國際郵件請先使用EZPost輸入郵件資料,俾利傳遞電子通關資訊。發往部分國家之郵件,手寫發遞單者恐遭致退件。
https://www.post.gov.tw/post/internet/Group/index.jsp?ID=150102&news_no=46092&control_type=page&news_cat=4&group_name=
※注)旅行者が土産や身の回り品程度を送ることを前提とした内容です
大量にある引っ越し荷物や商業目的の輸入の場合、ここの内容では対応できないケースがあります
郵件(郵便)のページも参照(小型包装物や国際eパケット等の郵便物はこちら)
台湾 Taiwan – 国・地域別情報(国際郵便条件表) – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=44
インボイスと税関告知書
関税や輸出入禁止品目については台湾:海關(税関)を参照
税関告知書について – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/int/use/writing/customs.html
インボイスは荷物の内容品の品目・数量・価格等を記載した明細を指す。
税関告知書CN22の定型(外)郵便物に物品が含まれていたり小型包装物を国外へ送る場合に必要になる場合がある、要は簡易インボイス。
税関告知書CN23は内容品の価格が300SDR以上や小包の場合に必要。
台湾→日本は2023年8月より、日本→台湾は2024年3月より通関電子データの送信が必須となり手書き伝票は実質利用不可能となる。
台湾側からは後述のEZPost、日本側からは国際郵便マイページサービスを利用して電子発送伝票を作成する必要がある。
インボイスや税関告知書はこれらの電子発送伝票に含まれるため、別途作成する必要はなくなった。
伝票の書き方
2023年8月頃より台湾から日本へ郵便物や小包を発送するには通関電子データ(ITMATT)の送信が必須となった。そのため従来の手書き伝票は利用できないため、伝票作成システム「EZPost」を利用する必要がある。手順は以下の操作手順を参照。
※伝票画像等は(過去の情報)へ移動
台湾→日本の運賃
國際快捷/包裹資費查詢
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2030203
※運賃検索
國際航空包裹常用資費表
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index_list_all.jsp?ID=2030205
※航空便運賃一覧
國際水陸包裹常用資費表
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index_list_all.jsp?ID=2030207
※船便運賃一覧
國際快捷郵件資費簡明表
[PDF] https://www.post.gov.tw/post/download/國際快捷郵件資費簡明表.pdf
※EMS運賃一覧
寸法上限
各辺最大150cm以内、3辺合計300cm以内
重量計算方法
水陸包裹(船便)は重量のみが運賃の計算の対象だが、航空包裹(航空便)と國際快捷(EMS)は寸法も運賃計算の対象となる。
寸法(cm):長× 寬× 高(長さ×幅×高さ)÷6000と重量の大きい方の値が運賃重量となる。
例えば、発送に用いる段ボールがbox2方型(23x18x19)だとすると、「長:23cm × 寬:18cm × 高:19cm÷6000=1.311kg」となるので、重量が0.8kgであっても1.5kgの運賃として扱われる。
運賃表(単位:元)
水陸包裹 (船便) |
航空包裹 (航空便) |
國際快捷 (EMS) |
|
~0.5kg | 400 | 425 | 450 |
~1kg | 400 | 480 | 530 |
~2kg | 470 | 590 | 690 |
~3kg | 540 | 700 | 850 |
~4kg | 610 | 810 | 990 |
~5kg | 680 | 920 | 1130 |
~6kg | 750 | 1030 | 1270 |
~7kg | 820 | 1140 | 1410 |
~8kg | 890 | 1250 | 1550 |
~9kg | 960 | 1360 | 1690 |
~10kg | 1030 | 1470 | 1830 |
~11kg | 1100 | 1580 | 1950 |
~12kg | 1170 | 1690 | 2070 |
~13kg | 1240 | 1800 | 2190 |
~14kg | 1310 | 1910 | 2310 |
~15kg | 1380 | 2020 | 2430 |
~16kg | 1450 | 2130 | 2550 |
~17kg | 1520 | 2240 | 2670 |
~18kg | 1590 | 2350 | 2790 |
~19kg | 1660 | 2460 | 2910 |
~20kg | 1730 | 2570 | 3030 |
~21kg | 1800 | 2680 | 3130 |
~22kg | 1870 | 2790 | 3230 |
~23kg | 1940 | 2900 | 3330 |
~24kg | 2010 | 3010 | 3430 |
~25kg | 2080 | 3120 | 3530 |
~26kg | 2150 | 3230 | 3630 |
~27kg | 2220 | 3340 | 3730 |
~28kg | 2290 | 3450 | 3830 |
~29kg | 2360 | 3560 | 3930 |
~30kg | 2430 | 3670 | 4030 |
保價費(保険)
補償額1000元以内・・・20元
以降1000元ごと・・・10元
便利箱(段ボール、寸法はcm)
中華郵政便利箱袋
https://www.post.gov.tw/post/internet/box/index_2_2.jsp?id=3
・box1長型(31×22.8×10.3) :80元
・box2方型(23x18x19) :80元
・box3
90cm(39.5×27.5×23): 110元
・box4長柱型(10x10x62.5) :80元
・box5小型(23x14x13)
:65元
便利箱よりも安い通常の紙箱もあるが在庫がないこともよくある
各型紙箱售價表
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=20506
日本→台湾の運賃
料金・日数を調べる – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/cgi-charge/
発送条件
通常郵便物
葉書:長さ140~235mm、幅90~120mm(許容差 2mm)
定型:長さ140~235mm、幅90~120mm(許容差 2mm)50gまで
定型外・小型包装物:3辺合計90cm(1辺最大60cm)2kgまで(印刷物は5kgまで)要インボイス
速達:260円加算(小包は450円)、Express(英語)またはExpres(フランス語)と表記
書留:410円加算、損害賠償額は最大6000円、航空便のみ適用可、追跡可能
料金表 https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/normal1.html
小包
3辺合計300cm以内(1辺最大150cm)30kgまで
料金表 https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/parcel1.html
EMS
3辺合計300cm以内(1辺最大150cm)30kgまで
料金表 https://www.post.japanpost.jp/int/charge/list/ems1.html
30×40cm程度までの大きさであればレターパックのような封筒が無料で利用可能(詳細)
国際eパケット
https://www.post.japanpost.jp/int/service/epacket.html
国際航空郵便(小型包装物)と書留がセットになったもの。書留を付けるならこちらの方が安くなるケースが多い。
伝票・税関告知書・インボイスはオンラインから作成し、出力したものを使用する。
事前にオンライン登録と、税関告知書・インボイス封入用の専用パウチ(無料)の注文が必要。
その他
荷物追跡
台湾(中華郵政)の方が詳しい情報が出る
※中華郵政のページの圖形驗證碼の部分は表示されている3桁の数字を入力する
個別番号検索 – 日本郵便
https://trackings.post.japanpost.jp/services/srv/search/input
中華郵政 – 國際及大陸各類郵件查詢
http://postserv.post.gov.tw/pstmail/main_mail.html?targetTxn=EB500200
台湾から中華人民共和国(中國大陸)への発送
国際郵便とは別カテゴリの扱いとなっている
大陸包裹
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2030301
発送日数
國際包裹預計到達時間表
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2030208
※到着日数の一覧
國際快捷郵件預計到達天數表及尺寸重量限制
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2010215
※EMSの到着日数の一覧
航空包裹(航空便):7~10日
・台北の集配局から東京近郊へ出すと最短で翌々日に届くこともある
・表記上は7~10日となっているが、早いと3日程度で到着、おおよそ5日程度で到着することが多い
・7日以上かかることは税関で止まったり、悪天候や離島が絡んだりしない限りは稀
・日本に入ってからはEMS(速達)扱いになる模様
水陸包裹(船便):15~25日
・日本へは月2便程度しかないようで、タイミングが悪いと1か月近くかかる
・現在、日本側の入口は原則川崎東郵便局のみのようなので、首都圏から離れた地域はさらに時間がかかる。
國際快捷(EMS):2~3日
結局のところ日本行きの便にタイミングよく載るかといったところ。
台湾→日本の場合、EMSと航空便の違いは台湾内で速達扱いされるか否かくらいしかないので、台北市内や周辺都市の集配局から発送する場合はEMSを利用するメリットは薄いかもしれない。
EMSは春節前後でも輸送や通関が行われるという優位点はあるにはあるが。
春節(旧正月)前後の郵便事情
EMS以外の業務は配達も含めて休みになる。
春節明けから数日程度は滞っていた荷物を捌くために郵便事情が悪くなるので注意。
郵局で局留めにする場合
伝票の受け取り欄に「POSTE RESTANTE」と目立つように記入する。
なお、日本郵便のページでは台湾側の郵局の窓口での受け取りはEMSのみ対応となっている。
日本郵便側で記載が漏れているのか、台湾側の対応が適当だったのかは不明。
台湾 Taiwan – 国・地域別情報(国際郵便条件表) – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/cgi-kokusai/country.php?cid=44
※7.配達方法 –
窓口での交付が〇であれば局留めの受け取りが可能という意味だが…
郵務業務 – 存局候領
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=1376224346576
※郵便物の保管は免費となっているが、包裹は16日以降は6元/日の保管費が発生となっている
別送品扱いにする場合
別送品の取扱い – 税関 Japan Customs
https://www.customs.go.jp/zeikan/tour/imigration/imigration7.htm
国際郵便-海外からの郵便物を受け取る – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/int/use/receive.html
最低でも箱の上部、できれば側面にでかく「別送品」「Unaccompanied Baggage」と書く
内容品の品目及び英語訳
内容品の英語訳・食品 – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/int/use/publication/food.html
日本語/繁体字中国語/英語 品目一覧(小包向け)
https://tw.cytn.info/p/jp-zh-en-item-list.html
船便利用時の注意点
航空便と比べて重い荷物と混載されることが多いためか潰れるリスクが高くなる
緩衝材の詰め込みが甘いと下の画像のようになる(おそらく上に重いものが載せられて潰れたパターン)
梱包強度の目安
台湾に限らないが、国際郵便は最低限これくらいの梱包強度がないと中身が破損する可能性が高い。ただ、壊れるときは壊れるので、精密機器などはなるべく自分で携行した方が良い。
共通
1mくらいの高さから垂直に落としても梱包が解けたり、中身が破損しない程度
小さくて軽いもの
3mくらいぶん投げても梱包が解けたり、中身が破損しない程度
船便
30kgの荷物が乱暴に上に積まれても潰れない程度
緩衝材をきっちり詰める、頑丈な箱や梱包にするなどの対策が必要
関連リンク
尋找全國營業據點
(繁體中文)https://www.post.gov.tw/post/internet/I_location/default.jsp?ID=19
(英語)https://www.post.gov.tw/post/internet/U_english2/index.jsp?ID=35140701
※郵便局所在地検索・一覧
臺灣地區鄉鎮市區級以上行政區域地名譯寫方式調查表
http://gn.moi.gov.tw/geonames/DataFile/臺灣地區鄉鎮市區級以上行政區域名稱中英對照表.pdf
※縣市鄉鎮區別、繁體中文・英文地名一覧
國際郵務停辦情形
https://www.post.gov.tw/post/internet/Postal/index.jsp?ID=2020207
※郵便サービス実施国一覧、マーク付のものは業務停止中
下載專區 – 郵務一覽
https://www.post.gov.tw/post/internet/Download/index.jsp?ID=220399
報關簽條(CN22)
https://www.post.gov.tw/post/download/報關簽條%28CN22%29.pdf
報關單(CN23)
https://www.post.gov.tw/post/download/報關單%28CN23%29.pdf
商業發票(Commercial Invoice)
https://www.post.gov.tw/post/download/商業發票%28100%29更新版.pdf
108年11月版郵件資費小冊
https://www.post.gov.tw/post/download/108年11月版郵件資費小冊.pdf
※中華郵政の業務一覧
日本-台湾の他の主な国際小包配送サービス事業者
国際宅急便 | ヤマト運輸
http://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/services/oversea/
黑貓宅急便(統一速達)
https://www.t-cat.com.tw/
※統一企業集團の子会社、サービスエリアは台湾のみで国際小包発送サービスは今の所ない模様
UGX(ゆうグローバルエクスプレス) – 日本郵便
https://www.post.japanpost.jp/int/UGX/
※大型荷物や企業向け
DHL | 発送する
https://www.dhl.co.jp/exp-ja/express/shipping.html
UPS – 日本
https://www.ups.com/jp/ja/
FedEx | フェデックス 日本
https://www.fedex.com/ja-jp/home.html
順豐速運 S.F.Express
https://www.sf-express.com/tw/tc/
※深圳に拠点を持つ国際宅配便事業者
日通の海外引越|日本通運
https://www.nittsu.co.jp/kaigaihikkoshi/
※大型なものや大量の荷物向け
台湾便利商店(コンビニエンスストア)の宅配便受付サービスリンク
※事前にオンラインからの発送申し込み→店舗のマルチメディア端末から発券の作業が必要
7-ELEVEN(統一超商)
國際交貨便
https://www.7-11.com.tw/service/accept_International.aspx
DHL
https://www.7-11.com.tw/service/dhl.aspx
FedEx
https://www.7-11.com.tw/service/fedex.aspx
Family Mart(全家便利商店)
UPS
https://event.family.com.tw/ups/
DHL
https://www.family.com.tw/Marketing/IntegrationSource/795932331/
※受け取りのみ対応
Hi-Life(萊爾富)
TNT Express(FedEx傘下企業)
https://www.hilife.com.tw/serviceInfo_internationalExpress.aspx
OK‧MART(OK超商)
新竹物流(佐川急便と提携)
https://www.okmart.com.tw/convenient_receive?ID=20
2023/10/19:通関電子データ(ITMATT)送付必須化に伴い記述を変更、発送伝票関連を撤去、旧情報を(過去の情報)へ移動、緊急情況附加費の注意書きを撤去、全体的に更新
2023/3/27:郵便番号桁数変更及びCOVID-19による遅延の注意書きを削除、通関電子データの義務化の注意書きを追加・更新
2023/1/26:「緊急情況附加費」の更新
2022/4/22:「緊急情況附加費」の注意書きを追加、リンク更新
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